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コラム

ファクタリングの手数料表現について

ファクタリングにおける手数料

新たな資金調達方法として注目を集めているファクタリング。

お手持ちの売掛債権を買い取る形で資金調達することが可能という点で、スピード感をもって資金化することが可能になります。

数多くのファクタリング会社が存在する中で、各社を比較する時に一番気になるのがその買取手数料の比率ではないでしょうか。

契約された会社によっては、「契約直前になって、最初に提示された手数料と違った。」や「手数料以外にも別途金額が発生した。」などといった声をうかがうこともあります。

多くの場合、〇〇%~〇〇%と表記されており、不透明感を抱かれる方も多いと思いますが、判断基準としては、

①売掛金の金額 

②買取希望金額 

③2社間および3社間でのファクタリングか

④売掛先の企業との信頼実績 

➄返済期日

といった項目により、ファクタリングの手数料は変動します。

ファクタリング会社比較による手数料表現の差異

各社ファクタリングの手数料表現については様々あり、ひとえに手数料10%とうたっているところでも、その解釈によっては様々な受け取り方が出来ます。

例えば、「お戻し金額100万円から10%をひいた額がお手元金額です。」と表現された場合、

お手元金額としては90万円になりますが、90万円におけるお戻し金額100万円の“実質の”買取手数料としては11.11%となります。

さらにそれに事務手数料等で仮に3万円引かれたとなると、お手元金額は87万円となり、その“実質の”買取手数料としては、14.94%となります。

また「お手元金額が100万円に対して10%の手数料を乗せた金額がお戻し金額です。」と表現された場合、お戻し金額は110万円ということになり、“実質の”買取手数料としては10%となります。

つまり単純に手数料10%とうたっていたとしても、それが意味するところによっては、“実質の” 買取手数料には差異が生じることになります。

実際にお手元にくる金額とお戻しの金額をはっきり提示してもらって比較検討することをお勧めします。